広告についての話

音楽を聴きながら瞑想するサル

かなり古い時代のテレビ広告になりますが、1987年のソニーのウォークマンのCMが今でも印象に残っています。

そのCMは、ソニーが携帯式ヘッドフォンステレオであるウォークマンの第1号となる商品を発売した時のものです。「猿の瞑想」編と題されたそのCMでは、猿がイヤフォンを耳に装着し、目を閉じ、じっと曲を聴き入ってるような情景が描かれていました。流れているCM曲をまるで猿がウォークマンから聴いているかのようなイメージとなっていました。

しかし、実際には猿がつけているイヤフォンからは曲は流れていなかったのだそうです。CMに起用されたのは、猿まわしを演じるちょろ松というニホンザルでしたが、撮影時、疲れていて眠りかけていた状態だったのだそうです。ただ単に、何も音が流れてこないイヤフォンをつけて、ウォークマンを持っているにすぎない状態だったのだそうです。

ですが、それを聞いてさらに驚きました。何も音を聴いていなかったのにも関わらず、さも音楽に聴き入っているようなあの表情を出していたのかと思うとすごいことだなと思いました。目を閉じ、ただじっとしていただけなのかもしれませんが、見ているこちら側からすると、ウォークマンから流れる音の心地よさにすっかり魅了されてしまっているような印象を受けました。

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